EVENT REPORT

【開催レポート】SAORI KANDA 個展「生命讃歌-sanctuary-」ライブパフォーマンス

現代アートギャラリー・YUGEN Gallery FUKUOKAにて、SAORI KANDAの個展「生命讃歌-sanctuary-」のスペシャルイベントとしてライブパフォーマンスを行いました。

本展は、2020年以降SAORI KANDAが一貫して探求してきたテーマ「女神開花」や「聖なるエロス」の深化を示すもので、ペインティング、舞踏、音楽、映像といった多様なメディアを融合した彼女独自の芸術世界を体感いただけます。


展示では、東京個展で反響を呼んだ代表作《Dragon ∞ Goddess Harmony 御神器》を中心に、今年バリ島で描かれたエネルギー溢れる新作を初公開。色彩と筆致の躍動が“Self Love=生命を愛する喜び”を視覚化し、鑑賞者の深層意識に訴えかけます。

スペシャルイベントとして開催されたライブパフォーマンスでは、SAORI KANDAがフィールドレコーディングしてきたBALI島の湧水や鳥の歌声など、自然音がギャラリー空間を包み込み、神聖な雰囲気の最中パフォーマンスがスタート。音と舞と絵の即興によって、キャンバス上に新たな命を描き出していきました。

イベントで描かれたキャンバスは、2年前にSAORI KANDAがバリ島の満月の下、世界中の女神たちの幸せを願って描いたキャンバス。2年の時を経て、新たなエネルギーを重ね描き上げられました。

音楽で共演したのは、糸島在住の音楽家 KOKU氏。11年ほど海外に拠点を置き、ハンドパンやディジュリドゥの演奏家、そしてDJとして、世界各地のフェスやイベントに出演。今年3月より福岡へ拠点を移動。パフォーマンスでは自然の気配を感じさせるハンドパンの音色や、水の流れと森の空気が漂うビートで絵と舞の空間にやさしく寄り添い、命のリズムを奏でてくださいました

そして、同じく糸島を拠点とするシャーマニックVoiceアーティストの空色カミュ氏も共演。SAORIKANDAとは、2024年の春分に壱岐島にて初めて出逢い、聖母宮(しょうもぐう)での御奉納演奏で共演。日本各地やバリ島ウブドでも活動を展開しています。唄・舞・祈りを通して、魂のHOMEへと還る表現を、この星に響かせています。今回もSAORI KANDA の歌声に寄り添い、美しいハーモニーを重ねながら、音の層に深みと広がりを加えました。二人の声が重なり合うたびに、会場には柔らかくも力強い調和の波が生まれ、観客の心を静かに満たしていきました。

その音の波動が空間をやさしく包み込む中、SAORI KANDAが内なる声に導かれるようにライブペインティングを開始。手に直接絵の具をつけてキャンバスに触れ、また時には筆を使って繊細な線を描き出し、魂が音に導かれ、舞い踊るように、全身を使って作品を生み出していきました。

また、パフォーマンスで生まれた作品《source》は、ライブパフォーマンスをご観覧された来場者様にコレクションいただき、ライブパフォーマンスならではの一期一会の価値を生み出しました。

音・舞・絵が重なり合う特別な空間で、観客はひと筆ひと筆に息を呑みながらその瞬間に立ち会いました。

イベント協力

KOKU/Instagram @koku_music

空色カミュ/Instagram @sorairokamyu

オフィシャル写真撮影 by Yoshiyasu Shimo/Instagram @shimo_yoshiyasu

ABOUT ARTIST

SAORI KANDA
SAORI KANDA
SAORI KANDA
Contemporary artist. Her work as a "dance artist," a unique ceremony art performer that involves various expressions such as sound, dance, clothing, fragrance, and food to satisfy the five senses, has been recognized as a performing art, and she has been invited to perform in various parts of the world, including China, Europe, the United States, Kazakhstan, and India. In 2020, she started a series of works with the themes of "Goddess Blossoming" and "Liberation of Sacred Eros." Her works incorporate the importance of facing "sex" as a source of life in the view of life and death, and loving oneself again. She has collaborated with many companies, including NISSAN, Canon, and ALFA ROMEO. Her previous solo exhibitions include the Okaya Museum of Art and Archaeology (2023) and NIPPON GALLERY in New York (2023).

ABOUT EXHIBITION

Exhibition

SAORI KANDA 個展「生命讃歌-sanctuary-」【福岡】

Venue

YUGEN Gallery FUKUOKA
Fukuoka City, Fukuoka Prefecture, Chuo Ward, Daimyo 2-1-4 Stage 1 Nishidori 4F

Dates

2025年7月12日(土)〜7月24日(木)

Opening Hours

11:00 AM – 7:00 PM
Closes at 5:00 PM on the final day only

Closed Days

Every Tuesday

Reception Dates

7月12日(土)

Date of presence

7月12日(土)〜19日(土)

Admission Fee

free

Notes

※在廊日やレセプションについて、最新情報は随時こちらで更新いたします。
※状況により、会期・開館時間が予告なく変更となる場合がございますのでご了承下さい。