「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025」への出展について(9/17更新)

現代アートギャラリー「YUGEN Gallery(運営:株式会社ジーン)」は、2025年9月26日(金)〜9月28日(日)の期間に福岡で開催される「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025」(AFAF2025)へ出展いたします。

AFAFは2015年より福岡で開催されている、日本唯一の“アジア”をコンセプトとしたアートフェアです。アジアの現代アートシーンを結ぶプラットフォームとして成長を続けており、今年は節目となる第10回目を迎えます。福岡という多様な文化が交差する都市を拠点に、国内外から多くの有力ギャラリーやアーティストが集い、国際的な注目を集めています。

2024年9月にYUGEN Galleryは、東京・南青山に続く2拠点目となるギャラリーを福岡・天神に開設。これにより東京と福岡という二大都市を軸に、地域や文化的背景を越えてアーティスト活動を支援・発信する体制をさらに強化し続けています。福岡拠点の始動と同年に「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024」へ初出展を果たし、2025年の今回は2年連続・2回目の参加となります。

YUGEN Galleryはこれまで、日本固有の美意識である「幽玄」に内在する奥深さ、崇高さ、気品、優雅さを、現代アートを通して紹介してまいりました。本フェアではその理念を軸に、地域に根差した作家や、幽玄の精神性を体現する現代アーティストを紹介いたします。

参加アーティストは西元祐貴、山本尚志、松田啓佑、田中岳舟、榊貴美、那須慶子。個性豊かな6名のアーティストによる作品を一堂に発表し、唯一無二の表現世界をご覧いただきます。

国内外で活躍する西元祐貴は、墨絵と陶芸を融合させた革新的表現「陶墨画」を中心に、通常は公開されない原画を高精細に再現したジークレー作品を個展形式で展開。山本尚志と田中岳舟は、書の精神を現代に拡張し、文字・線・空間の新たな可能性を提示する「ART SHODO」の旗手として注目を集めています。松田啓佑は、現実と内面を行き来する抽象表現で、絵画を「結果」ではなく「過程」として提示し、思考と身体の交差点を描き出します。榊貴美は、「こども」という象徴的な存在を通じて、可愛らしさと神秘性が重なり合う独自の世界を表現しています。さらに、那須慶子は、水彩やアクリルのにじみを重ねた深みのある抽象表現で、複雑な生命の豊かさを映し出します。

異なるジャンルとテーマを持つ6名の作品が交差することで、思いがけない感覚や視点が生まれる。この展示空間は、観る者に新しい発見を促し、YUGEN Galleryはそこから現代アートの広がりと可能性を描き出します。

すべての出展作品は、9月25日(木)のVIPプレビューより会場およびオンラインにて購入可能です。

 

ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025開催概要

会期:2025年9月26日(金)〜9月28日(日)
会場:マリンメッセ福岡B館(福岡県福岡市博多区沖浜町2-1)
開催時間:9月25日(木)13:00 – 19:00 ※VIP View
        9月26日(金)11:00 – 19:00
        9月27日(土)11:00 – 19:00  
        9月28日(日)11:00 – 18:00
公式サイト:https://artfair.asia/

榊貴美
榊貴美
Kimi Sakaki
自然のみせる美しさや厳しさ、そこに流れる空気や音や時間等の日常。まわりに存在する境界と、寝る前に聞くたくさんの物語。様々なものが呼応して混ざり合った様な感覚を楽しみながら幼少期を過ごす。    「こども」という存在(アイコン)を、様々な事物とともに、表現の器、鏡のような装置として描く。 国内外で展覧会等多数。個人としての作品発表と並行し、クリエイティブユニットS+N laboratoryを結成。主に参加型アート作品等を展開。
田中岳舟
田中岳舟
Gakusyu Tanaka
1990年福岡生まれ。左利きがきっかけで書を始め、伝統書と前衛書の影響を受けながら「書から成るモノ」を現代的に探求。建築図面やスマホカメラを起点とした作品も展開。主な展覧会に「ART SHODO EDGE」(2023年)、「Planning#2」「GENGO展」(2024年)、「Congentecton」(2025年)など。
那須慶子
那須慶子
Keiko Nasu
国内外の展覧会で抽象画作品を発表し、広告や雑誌でも活躍しているアブストラクトアーティスト。 代表作品に六本木歌舞伎、スターフライヤー 、百貨店、化粧品会社の背景画や出演がある。
西元祐貴
西元祐貴
Yuki Nishimoto
墨絵アーティスト。1988年生まれ、鹿児島県出身。ジェニエット合同会社所属。大胆かつ繊細なタッチで「躍動感」と「力強さ」を追求した作品を展開する。 2012年、アメリカの「EMBRACING OUR DIFFERENCES」でワールドベスト作品賞を受賞。以降、香港、中国などでもライブペイントを行い、国内外で活躍。福岡空港壁画制作や広告賞「Clio Entertainment」三部門受賞、コラボTシャツデザイン、防衛白書表紙、NHK紅白歌合戦背景映像など幅広い分野で活動。現在は福岡と福井を拠点に制作活動を行っている。
松田啓佑
松田啓佑
Keisuke Matsuda
1984年  群馬県生まれ 京都府在住 2009年  京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画 修了 展覧会 2024年  Transmutation/eN arts 京都 2022年  ずらした跡/ya-gins 群馬 2021年  捨てていた意識は目に当たる/See Saw gallery+hibit 愛知 2019年  直接的な例え/2kw gallery 滋賀 2017年     VOCA 現代美術の展望-新しい平面の作家たち/上野の森美術館 東京 2014年  STABILIZATION 2/トーキョーワンダーサイト渋谷 2009年  アートアワードトーキョー2009/丸の内 東京
山本尚志
山本尚志
Hisashi Yamamoto
書家・アーティスト。1969年広島県生まれ、在住。井上有一カタログレゾネ制作に携わった後、2015年に初個展を開催。作品集『フネ』(2016)、『うごく木』(2024)を刊行。国内外での展覧会やアートフェアへの出展を重ね、精力的に活動。主な収蔵先に桃園市立美術館。