倉本裕梨・中川晶子「対岸の眼下に」【東京】

2026年8月1日(土)〜2026年8月30日(日)

YUGEN Galleryでは、2026年8月1日(土)から8月30日(日)まで、倉本裕梨・中川晶子による企画展「対岸の眼下に」を開催いたします。

展覧会情報

会場

YUGEN Gallery
東京都港区南青山3-1-31  KD南青山ビル4F

会期

2026年8月1日(土)〜2026年8月30日(日)

開館時間

平日:13:00〜19:00
土日祝:13:00〜20:00
※最終日のみ17:00終了

休館日

なし

レセプション日程

<アーティストトーク>

2名のアーティストとキュレーターが作品をまえにカジュアルなトークセッションを行います。予約不要・無料。
2026年8月1日(土)14:00〜15:00 「足下の暮らしの見つめかた」
2026年8月2日(日)14:00〜15:00 「風景や情景をまなざす視点」

<キュレータートーク>

本展の視座や作品について、キュレーターがお話します。各回30分程度。予約不要・無料。
2026年8月15日(土)14:00〜
2026年8月16日(日)14:00〜

在廊日

※在廊日やレセプションについて、最新情報は随時こちらで更新いたします。

入場料

無料

注意事項

※状況により、会期・開館時間が予告なく変更となる場合がございますのでご了承下さい。

展示作品ハイライト

中川晶子《おやくそく》
中川晶子《おやくそく》
倉本裕梨《風景へと至る》
倉本裕梨《風景へと至る》

※掲載画像はすべて過去作品です。展示作品については準備が整い次第、順次ご紹介いたします。

ステートメント

本展は、川の流れと堆積を起点にした倉本裕梨と中川晶子による二人展です。

「対岸の眼下に」が見つめるもの

タイトルの「対岸の眼下に」は、私たちの日常と遠い場所をつなぐ媒介として川を捉え直そうとするものです。

水の流れは、文明の起源や交易の動脈、あるいは生死の境界など、神話や比喩として象徴的に語られてきました。対して本展は、より身近で普遍的な存在としての川にまなざしを向けます。

2人の作品は、それぞれ広島という固有の土地に深く根ざしたものです。けれども同時に両者の作品から立ち上がる風景や音像は、どこにでもありそうな匿名性を有しています。

こうした身近にありながら意識を向けることが少ない素材に焦点を当てることで、大きな物語や遠い土地の問題が日々の生活と地続きであることを再確認する機会とします。


写真と音、それぞれのアプローチ

倉本裕梨は、広島の川底に堆積した時間の痕跡を写真として記録していくことで、そこに立ち上がる風景を見つめます。

一方、中川晶子は、自らの声を素材に、日常に流れる音にいつの間にか混ざり込んだ異なる土地や時間の断片を響かせます。

両者の作品は、歴史の痕跡も最近のゴミも水底には渾然一体と沈んでいること、そして日々ほとんど無意識のうちに見聞きするものもまた、知らぬ間にどこかの土地の記憶を宿していることを浮かび上がらせます。

キュレーション・関連企画

本展は、広島を拠点に活動するタメンタイの山本功によるキュレーション企画です。YUGEN Galleryでは、2024年開催の「タイムとマシンの平和利用」、2025年開催の「ひろしま みどりとりどり」に続く、3年連続の企画展となります。

会期中には、アーティストトークおよびキュレータートークを開催いたします。本展の視座や作品の背景について、作家・キュレーターそれぞれの立場からお話しいただく予定です。

なお、本展は、弊社協賛のアートプロジェクト「MAFIN 2026(Miyajima Art Festival in the Narrative 2026)」(2026年11月~12月、広島・宮島開催予定)とも連動しています。同アートプロジェクト会期中には、本展を広島で再構成した企画を予定しております。詳細は後日ご案内いたします。

キュレーター・山本功より

窓辺に頬杖をついて、水の向こうに耳を澄ます。

あちら側とこちら側を隔てる、だれのものでもない川。

川は焼けない。

川は失われない。

過去を水底に湛え、いまを流し続ける。

橋が架かり、けれども向こう岸は対岸になった。

水辺はつながっている。

触れられることを待っている。

作品販売について

展覧会開催と同時にYUGEN Gallery公式オンラインストアにて、作品の閲覧・ご購入が可能となります。

中川晶子
中川晶子
Shoko Nakagawa
1989 広島県出身 2013 広島市立大学芸術学部デザイン工芸科現代表現領域卒業 音声や光など実体のないもの、石鹸やティッシュなどの身近なものを素材として、主にインスタレーション作品を制 作。幼少期から現在に至るまでの体験をもとに、生活や環境から無意識に継承するローカル感覚の再解釈を試みる。
倉本裕梨
倉本裕梨
Yuri Kuramoto
1997 広島県出身 2022 多摩美術大学修士前期課程修了 ノルウェーへの留学を経て現在東京を拠点に写真作家として活動。碑、風景、写真の関係性を探ることを基礎的なテ ーマとして作品を制作している。