南景太 個展「レアリターズ」【福岡】

2025年1月23日(木)〜2月10日(月)

YUGEN Gallery FUKUOKAでは、2025年1月23日(木)〜2月10日(月)の期間、南景太の個展「レアリターズ」を開催いたします。

展覧会情報

会場

YUGEN Gallery FUKUOKA
福岡市中央区大名2-1-4 ステージ1西通り4F

会期

2025年1月23日(木)〜2月10日(月)

開館時間

11時〜19時
※最終日のみ17時まで

休館日

毎週火曜日

在廊日

2月1日(土)・2日(日)

入場料

無料

注意事項

※状況により、会期・開館時間が予告なく変更となる場合がございますのでご了承下さい。

展示作品ハイライト

ステートメント

南は絵本作家である父の影響により幼少期から絵に親しんできましたが、絵具が性に合わず鉛筆などでモノクロの人物絵ばかりを描いていました。そしてセツモードセミナーに通っていた20歳の頃に、現在も愛用するクレヨンと出会います。

自身の身体と絵の間に道具を挟むことなく身体感覚そのままに色を塗れることは、南がそれまで感じていた生きづらさから解放してくれたと話します。

「特に学校は個性を削り、規格に見合った部品を作っているかのようで馴染めなかった。“普通”とか“常識”というものは、秩序をもたらすと同時に自由を奪い息苦しくもさせる。この息苦しさから救ってくれたのが描くことで、クレヨンには味わったことのない解放感があった」

社会に生きる上での常識やルールは知っておきつつも、それとは一定の距離を置くことで自分の人生に主導権を持てると思い至り「人の常識を揺さぶる」ことを動機に、クレヨンを携え創作を開始しました。

そこから書籍や雑誌の挿絵を手がけるイラストレーターとしてキャリアを積み重ね、最近ではクレヨンだけでなくステンシルやデジタルによるコラージュ作品など表現領域を広げています。

本展「レアリターズ」ではクレヨン原画作品とデジタルコラージュ作品23点を公開します。

展覧会タイトル「レアリターズ」は、リアリティの語源であるラテン語「realitas(レアリタース)」から着想を得ています。今回の展示では、まだ形や意味を持たない「夢の断片」のようなクレヨン原画(レアリタース)と、それを素材として生み出されたデジタルコラージュ作品(リアリティ)が共存します。

クレヨンの「おおらかさ」や「曖昧さ」から生まれるイメージが、デジタルの手法を通じて明確な存在意義やリアリティを与えられ、全く新しい視覚的体験を生み出します。

アナログとデジタルの境界を超えた「レアリターズ」と「リアリティ」が織りなす南景太の表現世界を、ぜひ会場でご体感ください。

作品販売について

展覧会開催と同時にYUGEN Gallery公式オンラインストアにて、作品の閲覧・ご購入が可能となります。

南景太
南景太
Keita Minami
1981年東京都生まれ。高校卒業後、セツモードセミナーやMJイラストレーションズでイラストレーションを学ぶ。イラストノート「第15回ノート展」大賞(2014年)、東京イラストレーターズソサエティ「第12回TIS公募」銀賞(2014年)。「第13回TIS公募」審査員賞(2015年)。TIS会員。書籍や雑誌の挿絵、絵本作品や小説家・岩井圭也、バンド・LUCKY TAPESのアートワーク、商業施設の壁画などを手がける。