牧かほり Kahori Maki

牧かほり
牧かほり

グラフィックアーティスト
東京在住。花、植物、生き物をモチーフに描き、一枚の絵から、プロダクト、映像、空間演出などに展開している。自身の創作活動とともに国内外のアーティスト/企業とのコラボレーションを多く手がけ、近年アップル社、Adobe Systems Inc. との共作をきっかけにデジタル作品も多く発表する。2018年 Gulla JonsdottirAtelir /L.Aにて個展、2019年サンディエゴにて壁画制作などグローバルに活動中。

一枚の絵が空間を想像させ、そこから言葉が紡がれる。そんな感覚的体験が質感となって現れる作品は、大型施設の壁画に採用されることが多い。従来の大きなシェイプに鮮やかな色遣いの作風から一転したドローイング作品は、作家人生の変化が表れたシリーズ。「不思議の国のアリス」の世界観をテーマに設定しつつも物語のイメージに向かって描くのではなく、手を動かして現れる世界に反応するように描いたもの。それらをプリンターでA3サイズに絵を分割して出力し、コラージュで繋ぎ合わせると作家自身も思いもよらない一枚絵が浮かび上がってきた。はまらないピースのように思えたドローイング作品群に新たな関係が生まれ、未知の景色が現れる。混沌とした世界に逆らわず、意志を持ち頭と身体を動かし続けると目指す世界が出来上がることを予感させる。

作品公開まで今しばらくお待ちください

EXHIBITIONS IN YUGEN GALLERY