特別展「媒_身_体」
展覧会情報
会場
YUGEN Gallery
東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F
会期
開館時間
平日:13:00〜19:00
土日祝:13:00〜20:00
※最終日のみ17:00終了
休館日
なし
レセプション日程
在廊日
入場料
無料
注意事項
展示作品ハイライト
媒_身_体 - クロストーク・レセプションの開催について
ステートメント
作品販売について
スコット・ウェイド
Scott Wade
ウェイドの作品は、「超現実的なもの」と「日常的なもの」を区別することなく、そのふたつを同一のものとして見做している。見え隠れする超現実的なもの(疑問を抱くもの)が弛緩して日常に溶け出すとき、それは我々の思考を起動させ、好奇心を掻き立てる。こうした一連の流れは、見るものに快感を覚えさせる機能を持つ。 「共有可能なコンテンツ」とオンライン上での双方向的な交流は、超現実と日常が孕むエンターテイメントを提供する。 しかし、鑑賞者の身体における行為は受動的なままである。では、肉体的な悦びはどこにあるのだろうか。身体に、それとも知覚に、あるいは受動的な行為そのものにあるのだろうか。 このアイデアは、映像作品『ソープ&マッド』シリーズにおける物語を通して探求された。 彼は、こうしたありふれたものに対する問いを投げかける物語を紡ぎ続けている。
竹村智成
Tomonari Takemura
絵画や映像など、作品とするメディアを身体と捉え、その様相を作品として写し出すことを念頭に制作と研究を行っている。ゆえにモチーフとなるものは絵の具から絵画への変身のようなメディアの生成過程そのものであり、またその身体を身体たらしめるもの、つまり個としてその存在を現象させる何かとなる。そして、作品が身体であるならば、その作品は人間の個と同じように世界を持つだろう。その作品が展示室や鑑賞者の体内にその作品としていかに手を伸ばしうるか、あるいは鑑賞者はその手にいかに気づけるかという鑑賞行為における相互性が発揮される作品構成と展示方法を意識している。
マルタン・ベルトロ
Martin Berteloodt
東京を拠点に活動するフランス出身のマルチメディアアーティスト。ベルトロは、セクシュアリティ(性的指向)とトラウマをテーマとし、ダークで現実離れした独特のスタイルで知られる。彼の作品は、美と不潔さが交叉し、グロテスクと魅惑、しばしば混沌や非合理性、憂慮な感覚を引き起こす。豊富な文化経験と人間心理への探究心から、多様な媒体を通じて幻想的かつ不快な異世界を創り出しており、コートニー・ラブやロザリアなどのアーティストや多くの制作会社と協同した作品は、カンヌ国際映画祭などでも取り上げられた。
ポル・マロ
Pol Maló
アーティスト(ペインティング、インスタレーション、音楽)
これまでの主な展覧会に、「さどの島銀河芸術祭」(2022)、「Roppongi Crossing」(2004 森美術館)、「こもれび」(2003 水戸芸術館現代美術ギャラリー)、「OUT THE WINDOW」(2004 国際交流基金・東京)、Sketchy Pop-Ups(2004 SCAI THE BATHHOUSE個展)、Phase of Post Music(2000 ICC Inter Communication Centerコンサート)、Variations on a Silence(2005 Re-Tem 東京)、茶柱レコード(1999-2003)など。