若佐慎一 個展【東京】

2024.11.29(Fri) – 2024.12.16(Mon)

YUGEN Galleryでは2024年11月29日(金)〜12月16日(月)の期間、若佐慎一の個展を開催いたします。

展覧会情報

会場

YUGEN Gallery
東京都港区南青山3-1-31  KD南青山ビル4F

会期

2024年11月29日(金)〜12月16日(月)

開館時間

平日:13:00〜19:00
初日・土日祝:13:00〜20:00
※最終日のみ17:00終了
※休館日:なし

在廊日

未定

入館料

無料

注意事項

※状況により、会期・開館時間が予告なく変更となる場合がございますのでご了承下さい。

展示作品ハイライト

※こちらは過去作品となり、今回の個展展示作品とは異なります。個展展示作品の詳細は後日更新いたします。

ステートメント

キラキラとしたイルミネーションのような光に包まれる招き猫、ナンセンスギャグ漫画のような表情を見せる狛犬や獅子。江戸時代以前からある日本の絵画様式にマンガやゲーム、アニメの表現を取り込み日本絵画の価値を再提案する現代アーティスト、若佐慎一。

岩絵具や金箔といった日本絵画の画材と現代の手法を組み合わせ、日本において古来より表現されてきたモチーフに目に見えない存在への畏怖のありかたを表現しています。

若佐慎一は広島県出身。広島市立大学芸術学部美術学科で日本画を専攻し、2013年からアーティストとして本格的に活動を開始。栃木県立美術館や広島市立大学芸術資料館に作品が収蔵され、海外のアートフェアにも参加。国内外で美術家としての評価を確かにしています。

作品発表のみならず、メディアアーティストの落合陽一、デザイナーの串野真也とファッションブランド〈凄い若い〉を立ち上げたり、自身のアトリエに毎月多彩なゲストを招いてのトークイベント「MONTHLY WAKASA」を開催するなど活動は多岐に渡ります。

「1990年代のインターネット革命以降、人の在り方が拡張し、さらには近年のAIの台頭により、人がどのように何のために生きるのか? 情動的、欲求的な選択をすることに価値が集まる時代だと考えます。連続して変容し続け、それでも繋がっていくこの世界で私の作品が、今の日本、さらに自分とは何者か? という問いに向き合うきっかけになればいい」

日本のアイデンティティと芸術表現の未来を探求する若佐慎一。不安と危機に晒され続ける時代にあって、日本の風土で育まれた価値観に次代のヒントがあるといい、「百鬼夜行的なカオス的事象を引用」した作品の制作に意気込みます。世界に跋扈する魑魅魍魎を巻き込んでいくエネルギーに満ちた若佐慎一の世界観にぜひご期待ください。

作品販売について

展覧会開催と同時にYUGEN Gallery公式オンラインストアにて、作品の閲覧・ご購入が可能となります。

若佐慎一
若佐慎一
Shinichi Wakasa
1982年広島県生まれ。2008年広島市立大学芸術学部美術学科日本画専攻卒業。2010年同大学大学院博士前期課程修了、2013年後期課程を満期退学。卒業制作作品は首席相当の同大学による買い上げとなる。同年、月刊美術 美術新人賞「デビュー」 準グランプリ受賞。以後、国内外で作品を発表するのと並行し、伝統工芸の〈超創匠〉、ニューヨークのファッションブランド〈sawa takai〉、でんぱ組.incの相沢梨紗氏による「MEMUSE」などコラボレーションも多数。