写真家・緒方秀美「横綱 白鵬」作品販売特集
写真家・緒方秀美が捉えた、大横綱「白鵬」の写真作品が満を持して登場!
1980年代にアメリカ・ニューヨークに渡り、アンディ・ウォーホルといった世界的アーティスト達と親交をもち、ブランキージェットシティの写真集や矢沢永吉 、B'z、THE YELLOW MONKEYといった伝説的アイコンを撮り続けてきた写真家、緒⽅秀美。
そんな彼⼥が被写体として惚れ込み追いかけてきたのが⼤相撲第69代横綱 ⽩鵬(現・宮城野親⽅)。
⼤関時代から宮城野部屋に通い続け、2007年の横綱昇進から63連勝を記録した2010年までの時期を捉えた貴重な写真作品を今回、YUGEN Galleryにて数量限定で販売開始いたします。
2種類から選べる作品の仕上がりとマルチサイズでのご提供
販売作品の仕上がりは、「額装方式」と「アクリルマウント方式」の2種類からお選びいただけます。いずれも熟練のクラフトマンが1点ずつ手作業で仕上げています。また、作品にはエディションナンバーと緒方秀美の直筆サインが書かれた作品証明書が同封されます。
サイズは最大で3つのバリエーションから選ぶことができますので、飾るシチュエーションに最適なサイズをお選びいただけます。
< 作品の仕上がり >
作品の仕上がりは「額装方式」と「アクリルマウント方式」のいずれかを選択できます。
額装方式では、芸術性のあるフレームを数多く手掛けている世界的額縁ブランド《ラーソン・ジュール》のゴールドで煌びやかなフレームを使用しており、「横綱白鵬」の威厳や風格を表現した高級感溢れる仕上がりとなっています。
アクリルマウント方式では、プリントした写真をアクリル板で表面加工することで、作品の美しさをより際立たせています。背面には「浮かし下駄」と呼ばれる台が付いており、展示した際に作品が壁から浮き上がるような立体感のある仕上がりとなっています。
どちらの方式も、写真のプリント方式として「ジークレー(Giclee)」と呼ばれる最新のプリント技術を使用しています。出力は専門の技術者が担当し、作品原本のデジタルデータを高精細かつ広色域で再現しています。
< 販売種別 >
額装
アクリルマウント
販売作品一覧
横綱白鵬 I
稽古直後のポートレート。相撲という道を追求する者として「同じ志を持った」写真家への信頼が伝わる視線。出会って3年、女性であるがゆえ土俵に近づくことが許されない緒方に白鵬の方から近寄って来てくれたからこそ撮影できた一枚。2010年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 II
2010年名古屋場所での土俵入り。野球賭博問題から開催が危ぶまれ、関係者計31人が謹慎する異例の場所。観客減に見舞われ、中継放送もないなか3場所連続の全勝優勝を果たす。これは一場所15日制が定着した1949年夏場所以降では初の快挙。
横綱白鵬 III
2007年九月場所の幕内力士土俵入りの様子。前頭から大関までの力士が化粧回しをつけて勢揃いする。拍手を打ち、右手を挙げ、化粧廻しをつまみ、両手を挙げるという一連の所作。相撲の様式美が、時間と空間に形をなしていく。両国国技館にて。
横綱白鵬 IV
部屋に通い始めたばかりの2007年の撮影。現在の場所に移転する前の宮城野部屋は「とても質素な」空間だったと緒方は振り返る。その中で、腰を落とし土の感触を確かめるように一歩一歩ゆっくりと行うすり足。日々の稽古を誰よりも大切にした。
横綱白鵬 V
許されるぎりぎりの距離まで近づいて撮影したぶつかり稽古。調和なくして成立しない相撲。相手と動作、呼吸をシンクロさせながら互いに譲らず精魂尽きるほどに戦う。力士等は横綱の胸を借り、その呼吸に同調し技を体得していく。2009年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 VI
激しい勝負にも格式から来る優雅さに包まれる本場所。そのハレの場と対照的な日々のぶつかり稽古。緒方が相撲を追いかけるなかで「最もエモーショナル」な瞬間。当たって跳ね返され、泥にまみれて。モノクロームが静かに興奮している。2009年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 VII
一門総出で綱を編み、太鼓が打ち鳴らされるなかで行われた綱打ち式。横綱は痛みを見せてはいけないとするしきたりから、苦痛に表情が歪む横綱の姿は門外不出。「白鵬という人間が神になる姿を永遠に残す」意図が理解され公開が許される。2007年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 VIII
稽古直後、雄叫びを上げるような姿。礼節を重んじる世界にあって、溢れる感情から出た振る舞いが物議を醸したことも多かった。誰からも愛される人間味、エモーショナルな瞬間が焼きついている。緒方が写真を撮る理由もここにある。2007年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 IX
真新しい締め込みで横綱土俵入りの稽古に取り組む様子。「不知火型は短命」とされた相撲界のジンクスを初めて破る歴史は、ここに始まる。部屋での稽古のため、髪型は制式の大銀杏ではなく丁髷であることから世に出ない貴重なショット。2007年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 X
「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進いたします」とは横綱昇進の際の口上。来日時は身長175cm、体重60kgあまり。四股、すり足、てっぽうの基礎運動を何より大切にし誰よりも丹念に行い、精進した。2007年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 XI
一日に1500枚もの色紙に手形を押す様子がSNSで話題になったことがある白鵬。握手やサインには快く応じ、笑顔を絶やさずサービス精神に溢れる。黒くなった手をカメラに向ける茶目っ気ある仕草に、それが表れている。2007年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 XII
2010年夏場所14日目。作品〈横綱白鵬XIII〉に収めたシーンの後、大関琴欧州との取り組み。異例のまわし変更をしたことから絶対負けられない土俵で14戦全勝を決め、初場所からの連勝を31に伸ばす。まわしの色で自身の黄金時代を宣誓した。
横綱白鵬 XIII
2010年大相撲夏場所14日目の取組前の様子。それまで茶色だったまわしを、この日黄金色に変更。場所中のまわし変更は異例。この前日に14度目の優勝を決め、白鵬の憧れであった元横綱輪島の記録に並ぶ。輪島関を象徴する黄金のまわしに捧げた。
横綱白鵬 XIV
靖国神社で毎年春の例大祭で開催される奉納大相撲の土俵入りの道中。緒方が「温かい光を放つ、桜色の肌をした綺麗なお相撲さん」と白鵬の第一印象を語るように、春のうららかな陽光と桜の色香を白鵬が吸収しているようである。2008年靖国神社にて。
横綱白鵬 XV
靖国神社の御霊を慰めるために始まった奉納大相撲。同神社の創建当初からある相撲場では取組のほか本場所では見られない初切り、相撲甚句、櫓太鼓打ち分けなども行われる。2008年の横綱土俵入り。披露される不知火型は、部屋の先輩である横綱吉葉山と同じ型。
横綱白鵬 XVI
2008年靖国神社の奉納相撲にて。太刀持ち、露払いを従えて横綱土俵入りに向かう。間近で横綱の迫力を感じられる春の風物詩を心待ちにするファンは多い。出会って一年。「どんどん光を増していく姿」を写真に残すことが緒方自身の喜びとなることが伝わってくる。
横綱白鵬 XVII
モンゴル相撲の横綱であり、レスリングの五輪銀メダリストの父親は白鵬にとって英雄。言葉も文化も違うなかでの厳しい稽古の日々。逃げ出したくなっても父親の顔に泥を塗ってはならないと思い耐えた。家族は核であり続けた。父母、姉らと2010年宮城野部屋にて。
横綱白鵬 XVIII
緒方曰く「空がよく似合う」のは、下積み時代に苦しいことがあると故郷で両親も眺めているであろう夜空をよく見上げていたからか。夜が垂れ込む空が白鵬の浴衣を染め始めるかのような印象。2010年ファンらと交流する屋形船での催し事にて。
横綱白鵬 XIX
2010年九月場所での横綱土俵入り。この年は朝青龍が引退し、三月場所からひとり横綱に。不知火型の横綱が番付上でもひとり横綱となるのは史上初。十一月場所では連勝が63で止まり「これが負けか」と報道陣にコメントを残す。記録と記憶の年となった。
ご購入に関するご案内
・お支払い方法は、「クレジットカード」または「銀行振込」をお選びいただけます。
・お届けまで3〜4週間の日数がかかります。アーティストによる監修のもと、1点ずつ手作業で仕上げるため、お時間をいただきますことをご了承ください。
・配送方法は弊社指定の配送会社を手配いたします。
・大サイズの作品については配送日時が「平日限定・時間指定不可」となります。その旨、ご了承ください。