【西元祐貴】博多祇園山笠にて墨絵作品を展示

2023年7月1日(土)〜7月14日(金)の期間、ソラリアプラザ1階 ゼファにて墨絵アーティスト・西元祐貴の作品が期間限定で展示されます。

博多祇園山笠は、福岡市博多区にある櫛田神社の奉納神事です。毎年7月1日から15日にかけて開催され、今年は782回目の開催となります。

祭りは国の重要無形民俗文化財にも指定されており、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された伝統のあるお祭です。

博多祇園山笠では、第3、4、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、番付(櫛田神社)と13の地域にそれぞれ「飾り山笠」と呼ばれる、神輿が作成されます。

その神輿には福岡の伝統工芸品の一つでもある「博多人形」が飾られ、毎年異なるテーマが博多人形師と地域の人間によって決められます。

福岡に拠点を置く西元は6年前から博多祇園山笠で作品を展示しています。

第十五山笠ソラリアの今年のテーマは、表に「合戦四條畷(かっせんしじょうなわて)/人形師:置鮎正弘」、見送りに「桜花爛漫花咲爺(おうからんまんはなさかじじ)/人形師:小嶋慎二」です。そして今年、西元が描くのは、表表題の「合戦四條畷」です。

「合戦四條畷(かっせんしじょうなわて)/四條畷の戦い」とは

四條畷の戦いは南北朝時代の1348年、河内国讃良郡野崎(大阪府大東市野崎)から北四条(同市北条)にかけて、南朝方の楠木正成の嫡男・楠木正行と足利尊氏の家臣・高師直との間で行われた合戦です。軍勢に挑む楠木氏親子の活躍は、江戸時代より幾度となく博多祇園山笠のテーマとして取り上げられてきました。

西元は、筆の運びや墨の濃淡・にじみ・ぼかしといった効果で、生きとし生ける物の生命力や躍動感を活写します。そんな西元が今回描くのは、四條畷の戦いの中で有名な場面の1つでもある、楠木正行が雨が降る如く矢が射られる中で正面から戦いを挑む場面です。一人で正面から戦いを挑む様は、まさに生命力溢れる場面だと言えるでしょう。

800年近く続く福岡の伝統的なお祭りに参加し、西元が思い描く「楠木正行」の作品からエネルギーを感じてみてはいかがでしょうか。この機会にぜひ、足をお運びください。

作品展示場所

  • 展示期間:2023年7月1日(土)〜7月14日(金)
  • 展示場所:ソラリアプラザ1階 ゼファ(福岡市中央区天神2-2-43)

 

2023年度博多祇園山笠 飾り山笠「十五番山笠ソラリア」 奉納・披露 スケジュール

  • 6月27日(火)〜6月29日(木) 飾りつけ
  • 6月30日(金) 総仕上げ
  • 7月1日(土) 完成・披露
  • 7月1日(土)〜7月14日(金)飾り山笠披露

西元祐貴 博多祇園山笠 過去展示作品  

2016年 山笠 合戦川中島

2018年 山笠 巴御前

2021年 山笠 可児才蔵

 

西元祐貴 2023年7月〜8月参加スケジュール

  • 2023年7月1日(土)〜7月14(金) 博多祇園山笠 十五番山笠ソラリア表 :合戦四條畷
  • 2023年7月14日(金)~7月30日(日) 世界水泳 装飾展示の一部
  • 2023年7月22日(土)~7月29(土) 金鷲旗(高校柔道全国大会)、玉龍旗(高校剣道全国大会キービジュアル
  • 2023年8月4日(金)〜8月9日(水)YUGEN Gallery 個展

関連リンク

西元祐貴 作家・販売ページ

西元祐貴 個展「飛墨 HISUMI」展覧会ページ