SAORI KANDA 個展「生命讃歌-sanctuary-」【福岡】

2025年7月12日(土)〜7月24日(木)

YUGEN Gallery FUKUOKAでは2025年7月12日(土)〜7月24日(木)の期間、SAORI KANDA個展を開催します。

展覧会情報

会場

YUGEN Gallery FUKUOKA
福岡市中央区大名2-1-4 ステージ1西通り4F

会期

2025年7月12日(土)〜7月24日(木)

開館時間

11時〜19時
※最終日のみ17時まで

休館日

毎週火曜日

レセプション日程

7月12日(土)

在廊日

7月12日(土)〜19日(土)

入場料

無料

注意事項

※在廊日やレセプションについて、最新情報は随時こちらで更新いたします。
※状況により、会期・開館時間が予告なく変更となる場合がございますのでご了承下さい。

展示作品ハイライト

7月19日(土)開催! スペシャルライブパフォーマンスのお知らせ

詳細はこちら

来場者の方へオリジナルステッカーをプレゼント!

来場者アンケートにお答えいただいた方限定で、オリジナルステッカーをプレゼントいたします。

展示の記憶を象徴するアイテムとして、ご来場の記念にぜひ特別なアイテムとしてお楽しみください。

ステートメント

自然と魂の融合から生まれた新作

「魂の悦びの解放」をテーマに世界で活動するアーティスト、SAORI KANDA。2024年7月に東京で開催された展覧会「生命讃歌- Self Love For World Peace-」(※)から引き続き、“Self Love =生命を愛する悦び”に満ちたストーリーを福岡で展開します。

タイトル「生命讃歌」には生きることの美しさ、それへの祈りが込められています。本展では、東京の個展で話題を呼んだ《Dragon ∞ Goddess Harmony 御神器》を中心とした旧作に加え、今年訪れたバリ島で描いた新作を初公開。バリ島や与論島で録音した自然音をベースに制作したヒーリングサウンドと彼女の歌声が織りなすライブパフォーマンスも注目です。

SAORI KANDAは、2020年より「女神開花」「聖なるエロス」をテーマに掲げ作品を制作しています。ペインティングに舞踏、音楽、映像といった多岐にわたる手法、メディアを取り込んだ表現を特徴とし、一昨年はニューヨークの個展で色彩豊かなアブストラクト・ペインティングを披露。魂の躍動を体現したパフォーマンスは現地でも大きな反響を呼びました。その後もART Basel Miami 2024への正式出品、現在開催中の大阪・関西万博2025での映像作品《LOVE YOUR SELF》上映と精力的に活動しています。

悦びに溢れ、官能的な女神

深い緑を基調に黄、白の賦彩で描かれる豊かな植物相。聖なる森に包み込まれるような女性を描いた《moon light sanctuary》に見られるのは、女性性と自然の宇宙的な調和。

観る者自身の内に眠る女神性、「神秘の担い手」の象徴としての女性を描き、多種多様な植物と幻想的に合一する。精神の内奥に潜む「生命」と再会する場ーsancturary(聖域)ーを画面上に展開しています。

「バリの自然の中で過ごしながら歌をレコーディングしたり、スケッチブックやキャンバスに水彩やアクリル画も描いて、水が湧いてくるように作品が生まれてきました。自然のエネルギーによって自分の本来の能力が目覚めた。ハートが開かれ、魂が素直に悦ぶ素晴らしさをシェアしたい」

同作はじめ、「聖なる湧水と滝」で身を清めるなかインスピレーションを膨らませ描いた新作には大自然と魂が融合した生命力が脈打ちます。豊かな自然の中で過ごした時間は、これまで以上に「命の声に丁寧に耳を澄ます」経験であったといい、なかでも水の流れや「鳥の歌」といった自然界の音から得たインスピレーションに、これまで以上にペインティングとサウンドのハーモニーが深まる予感があるとも話します。

自分自身を深く愛し直す聖域

「絵の中に現れる象徴、特に女神がうっとり幸せになるイメージ。気持ち良さに開いた女神を(福岡に)沢山連れて行きたい。官能的で悦びや癒しのエネルギーに溢れている女神が龍を癒し、龍も女神を癒す。そうして互いに尊重し、愛し合い、力を合わせ優しい行いが増えていくことで世界が平和になる」

SAORI KANDAがモチーフとするのは、男性性を象徴する龍と女性性を表す女神。両者が調和し湧いてくる生命エネルギー、聖なるエロスによって世界が平和の光で満たされる様態を描き出します。

自らを「踊絵師」といい、描くこと、踊ること、生きることの境界を溶かし、魂の悦びを直接キャンバスに刻み続ける。単なる視覚的イメージにとどまらず、肉体・魂・自然・宇宙が渾然一体となった絵画は神秘主義の女性画家たちの系譜にありながら、現代的な感性と東洋的な身体知を織りまぜて生命そのものを礼賛します。

彼女にとって芸術とは自己との深い対話であり、自分自身を深く愛し直すこと。絵画が物質的なものを超えて、描く行為そのものが“Self Love”であると観る者に直観させ、本当の自分との出会いの場ーsanctuary(聖域)ーを現出させます。

※YUGEN Gallery(東京)で2024年7月5日(金)〜15日(月)の期間に開催。

作品販売について

展覧会開催と同時にYUGEN Gallery公式オンラインストアにて、作品の閲覧・ご購入が可能となります。

神田さおり
神田さおり
SAORI KANDA
現代アーティスト。音・舞・衣・香・食などさまざまな表現を巻き込み、五感を満たす独自のセレモニーアートパフォーマー「踊絵師」としての活動が舞台芸術として評価され、中国や欧米、カザフスタン、インドなど世界各地に招聘される。2020年「女神開花」「聖なるエロス解放」をテーマとした作品シリーズをスタート。死生観に於ける命の源としての“性"に向き合い、自らを愛し直すことの重要性を作品に込めている。NISSAN、Canon、ALFA ROMEO等企業コラボレーション多数。これまでの個展開催に岡谷美術考古館(2023)、ニューヨークNIPPON GALLERY(2023)等。