1024円の便器(One coin series)  2020 山本 雄教

サイズ 65.2 cm × 65.2 cm
素材 木パネル
麻紙
鉛筆
一円硬貨のフロッタージュ
制作年 2020
価格 ¥(JPY)550,000 (税込)

ONBEATキュレーション作品

■ステートメント
「一枚の葉っぱが手に入ったら、宇宙全体が手に入るでしょう」とは、日本画家の安田靫彦が教え子の小倉遊亀に伝えた言葉です。
その言葉から私は、ミクロとマクロを行き来するような感覚を覚えました。日本画で学んだ素材や技法と、その枠を越えた現代的アプローチにより、些細な対象と社会や世界がつながっていき、葉っぱと宇宙を行き来するような作品を作ることができないかと試行錯誤しています。
一円硬貨を和紙にフロッタージュした『One coin series』は、実際の硬貨が紙の下に入っており、その枚数がタイトルに明記されています。モザイク的なイメージは鑑賞者の価値観を映し出します。 

■《1024円の便器(One coin series)》について
マルセル・デュシャンの≪泉≫をモチーフにしています。
男性用小便器によるレディメイド作品で、現代美術の出発点ともいえる作品ですが、既成の価値を問い直す象徴を、また世俗の価値に置き換えました。
金銭的な価値ばかりが取り上げられる現代美術に対する目線とそれに対する問題意識を込めています。

山本 雄教 作家について