植田爽介 Sosuke Ueta

植田爽介
植田爽介

版画が印刷(コピー)による複数性や絵画とデザイン両方の要素を持っていること、またそれらの要素をイメージの起点として分野の横断を試みる。

作品制作の過程と実践においては、自身の原風景である瀬戸内の海景がそうであるように、人と自然が並列に共生する関係性について再考し、それを版画技法や複製技術におけるインダストリアルな側面や、マテリアルごとに生じる視覚的な差異などを糸口としてビジュアル化することを試みている。

また鑑賞者を巨視的な視点にさせるジオラマに見立てた小さな仮想都市から、空間全体を使った展示方法でミクロ化させる体感まで、鑑賞者の縮尺を揺さぶる平面・立体作品、インスタレーションを国内外で多数発表。

主な個展やグループ展に「RE : habilitation」( 藝大アートプラザ/東京/2024 )、「satellite」( つくばエキスポセンター/茨城/2023 )、「この星を狭めるもの」( gallery neo_ / shenshu/茨城/2023 )、「Experiment Ⅳ」( DiEGO/東京/2021 )、「The point of truth, beauty and knowledge」( Künstlerhaus Dortmund/ドイツ/2022 )、「未踏領域の拡大 we land, turn, float…over?」( EUKARYOTE/東京/2022 )など。主な受賞歴に令和3年度文化庁新進芸術家海外研修生など。

作品公開まで今しばらくお待ちください