東春予 Haruyo Higashi

東春予
東春予

「ドラえもん」など1970年代の日本の漫画の影響を感じさせるタッチと漫画の「コマ」表現で展開される絵画表現。
以前取り組んでいた漫画制作でコマの絵をいかにリズム感をもって描くかに心を砕いていたことから、文脈の制約から解かれたコマは自律した芸術になり得ることを感じ取ったのがモチーフ。
ストーリーを伝える手段ではなく、それ自体が目的としてある絵画には、私たちの些細な日常の瞬間は人間による意味づけから離れ、すべてが最も善きものとしてあることが示されている。ここに古代ギリシアの哲学者アリストテレスが説いた最高善が見て取れる 。際限なく設定される目的に向かって効率に追われる私たちにとって究極の目的は何であるのかを問いかける。人間はすべて最も善きものを目指す。その永遠性を瞬間表現の中に立ち上がらせている。

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